8/10
am10:33
誰もいない部屋。
何も予定が無い日。
そんな仕事がお休みの日。
しかも平日。
こんな特別な日は滅多に無くて、何か特別な事をしなくちゃと心を躍らせつつ、時間が過ぎてゆくのに焦る。
思いついても、名案が出ないのでこれでは勿体無いと何も取りかかれない。
そのくせ何日も前から分かっていたのに、せっかくの貴重な日なのに、何も計画をしていない。
自分のこの面倒臭がりさは、
うつ病ではないかといつも思う。
何かしなくちゃと思う気持ちを何とか落ち着かせるべく、読書をする事にした。
「それからは、スープのことばかり考えて暮らした」
より
有意義な時間にするために、より心地よい状態で読みたくなった。
無音のテレビを消し、温度設定が低すぎるエアコンの温度を28度まで上げ、
裸足で心許ない感じを取り払うために靴下(薄手で綿100%、そしてゆったりサイズ)を履いて安心し、
さあ読書しよう!
と臨んだところでこの文章を書き始めてしまった。
そしてそろそろ眠気がやってきた。
読書への意気込みはどこへ行ったのだろう。